水木沢天然林 木曽川源頭

長野県木祖村の水木沢天然林に行きました。木曽川の源頭です。
この辺りはヒノキなどが建築資材として戦国時代くらいから使われてきました。
豊臣秀吉により京都や大阪での建築の際多く使われ、その後は徳川幕府により江戸で、そして尾張藩にも多く運ばれました。その際に山はハゲ山となるほど荒らたそうです。当時の尾張藩は、これ以上の乱伐を防ぐためにヒノキ、サワラ、アスナロ(ヒバ)、ネズコ、コウヤマキの5種類の伐採を禁止しました。おかげで現在のような森が残されました。ちなみにこの5種類の樹種は「木曽五木」と言われています。水木沢あたりではそのうちのヒノキ、サワラ、ネズコが多く見られます。
(富田)